~徹夜やSNSの長時間利用は逆効果~
お子さんの定期テストが近づくと、保護者として「ちゃんと勉強できているかな?」と気になるものですよね。
しかし、実は一生懸命勉強しているつもりでも、テスト前にやってしまうと逆効果になる習慣があります。
今回は、塾や学校のテスト前に避けたい行動を、保護者の視点からわかりやすくご紹介します。
徹夜勉強はパフォーマンスを下げる
「一夜漬け」という言葉がありますが、徹夜での勉強は記憶の定着に効果的とはいえません。
人間の脳は、睡眠中に記憶を整理し、学んだことを長期記憶として残します。
徹夜をしてしまうと、
- 翌日の集中力が下がる
- ケアレスミスが増える
- 本番で頭が働かない
といったデメリットが大きく、結果的に点数が伸びないことが多いのです。
SNSやスマホの長時間利用は注意
テスト前になると「ちょっと休憩のつもりでSNSを開いたら、いつの間にか1時間…」ということも。
SNSやゲームは刺激が強く、気分転換のつもりがかえって頭を疲れさせてしまうことがあります。
特に寝る前のスマホ利用は、睡眠の質を下げ、翌日のパフォーマンスに悪影響を与えます。
保護者としては「〇時以降はスマホをリビングに置く」などルールを決めてあげると安心です。
食生活の乱れも要注意
意外と見落とされがちなのが食生活。
夜遅くまで勉強して夜食をとりすぎたり、甘いお菓子やエナジードリンクを過剰に摂取すると、かえって眠気や体調不良を引き起こすことがあります。
テスト前は特別なことをするのではなく、普段通りのバランスの取れた食事が一番です。
保護者がサポートできるポイント
- 「徹夜は逆効果」と伝えて、安心して眠れる環境を整える
- スマホやSNSの利用時間は親子でルールを話し合う
- 食事や休憩のタイミングを一緒に考えてあげる
保護者がガミガミ言うのではなく、「どうしたら集中できるかな?」と対話しながら環境を整えてあげることが大切です。
まとめ:テスト前は“やらないこと”を意識する
テスト前に大切なのは、「とにかく勉強時間を増やすこと」ではありません。
むしろ、徹夜・SNSの長時間利用・食生活の乱れといった悪習慣を避けることで、普段の学習成果を最大限に発揮できます。
テストは「学んだことをアウトプットする場」。
保護者としては、子どもが安心して力を出せる環境をつくることを意識してあげたいですね。


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